実験では,軽作業台(W60 cm×D45 cm×H70 cm) 上に浦和工業(株)製マイクロ・グラインダ,ユーホビ ー標準セットUC100,HB1(使用電源電圧100 V,最高 回転速度 25,000 rpm(実験時は 15,000 rpmに設定), 5 mmφカーボランダム砥石GC-12,P2005装着)を設置 し,ここにアクリル製回転架台軸上に固定した円筒状被 削材(φ 8.5mm,63mmの焼成粘土管)がバネ張力によ り常に一定の力(150 gw)で押し当たるよう配置し, さらにそこへ上半身人体模型(等身大トルソー)を向き 合わせて研磨作業者の再現とした.1回の研磨時間は連 続3分間とし,研磨時間中の吸入性粉じん(PM4)の質 量濃度を柴田科学(株)製慣性衝突式個人サンプラー NWPS-254,ミニポンプ MP-Σ300(吸引流量 2.50 L/ min)およびガラス繊維ろ紙T...